søndag den. 4 juni 2023

先週はデンマークの連休でした。
このページも一回お休みさせていただき、
2週間ぶりの更新です。

台風2号の影響で甚大な水被害が出ているとのニュースに接し、
ここ最近自然災害の規模が大きくなっていると痛感します。
ヨーロッパでも先月、ワインの産地として知られる
北イタリア:エミリアロマーニャ地方を中心に大洪水に見舞われ
ワイン畑が壊滅状態になってしまったというし、
スイスの山岳地帯では断続的な大雨で山が崩れ始め、
山麓の村の住民たちが立ち退きを余儀なくされているとか。
映像に映った普段の美しい風景とは裏腹に暴力的な自然の力を
見せつけられる思いで胸が痛みます。
いずれも未だかつて経験のない記録的な豪雨だったそうです。
デンマークも例外ではありません。
気候変動による海面上昇で近い将来危険な状態になるであろう
世界の都市ランキングの中にコペンハーゲンも含まれています。

海と運河に囲まれた平坦な海抜０メートル都市ですから
リスクが高いのは確かです。ランキングデーターを元に
しっかり対策してもらいましょう。

そういえば、10年ほど前に集中豪雨でコペンハーゲンが
水浸しになったことがありました。
その日はバケツをひっくり返したようなものすごい勢いの雨で、
いつもとはなんだか違うと不安に思っていると、
そのうちゴボゴボ…という音。排水管の水が逆流し始めたのです。
そして間も無く地下浸水でが始まりました。排水口から逆流してくる水に
手の打ち用もなく雨が止むのを待つのみ。
我が家は床面積が広いので20センチ程の浸水で済みましたが、
場所や広さによっては地下室の天井ギリギリまで
それこそ満杯状態に浸水してしまった所もあったほどでした。
うろ覚えですが、その時の雨量が1時間35ミリ程度だったと記憶しています。
今回の東海地方の豪雨に比べたら実に大したことないのですが、
その程度の雨でも古い建築が多く立ち並ぶ旧市街地や
観光名所のニューハウンのレストラン街の被害は甚大でした。
その後、市内の排水管を大型化し、ニューハウン周辺には地下貯水庫を
設けるなど対策しているとのことですが、将来的にはもっと大規模な、
対策が必要になってくるのは間違いありません。

そんな気候変動の激しい今日この頃、
デンマークはこんなにお天気続きで良いのだろうか？と思うくらい
快晴の日が続いています。
農家ではひと雨欲しい所でしょうが、いやいや一度崩れたら最後、
雨降りばかりになるとも限らない。
好天に感謝しつつ早めの外回りメンテナンスをしようと思います。

岡村　恭子
http://copenhagensmile.weebly.com/




連休の出かけたフリーマーケットから。
木陰でシャポー被ってお店番。それだけで絵になる。



この辺に欲しそうなものが…。



アンデルセンのスケッチ、なかなか良いです。






今回ゲットしたものです。
Pillivuyt（フランス）の水差し、Alfi（デンマーク）のミルク入れ、
セラミックのバターナイフ×3、以上3点でわずか20kr.
ブリキの上露は40kr.
一期一会のモノと出会いが待っている。
フリーマーケットは楽しさ満載です。



我が家の庭から
お天気に恵まれてペンキ塗りも捗ります。



庭先の壁に白い花の向こう、芝生は乾燥してカサコソ音を立てます。