きょうのクロスステッチ
【きょうのクロスステッチ Vol. 717】 by 岡村恭子
VOL.717 デンマークの暮らし 晩夏の庭、スペインの思い出。
søndag den. 28 juli 2024
先週はちょっぴり夏休み気分でのんびりと過ごし、
心身ともにリフレッシュできました。
元気にブログをスタートしたいと思います。
早いもので7月も残り3日、バカンスも終盤に差し掛かり、
町にも日常の賑わいが戻ってきました。
日本をはじめ世界各地で猛暑記録が続く中、
幸いデンマークは気温23℃前後の涼しい毎日です。
人々が思い思いのバカンスに出かけて留守にしている時も
私たちは過ごしやすいコペンハーゲンの夏を満喫。
週末のフリマ散策やストロイエなどで観光客に紛れ込んでは
にわか観光気分を味わったりしています。
今年は猛暑の南ヨーロッパから避暑を兼ねてデンマークに来る観光客が
急増しているそうで、南スペインからの観光客が涼しくて最高!といっている
ニュースに、コルドバも暑いだろうなあ… と、シエスタで町中が静まり返った
昼下がりの情景を懐かしく思い出しました。
スペイン旅行記ブログ参照↓
https://copensmile.exblog.jp/10672065/
https://www.stitchhouse.jp/hpgen/HPB/entries/2053.html
きっかけは娘の留学先スペインのコルドバを訪れたことでした。
美味しいワインとシェリーの町では人間だけじゃなく犬猫までも
のんびりとしていて、ある時、宿のテラスで夕陽を眺めていたら、
隣の屋根の上で寝そべる大きな犬と目が合ってしまった。
“屋根に猫“ ではなくて犬がいたのだからビックリですが、
犬は悠然とこちらを一瞥、あなたもそこでゆっくりしたらいいよ。
そう言われた気がしたものです。
オレンジがたわわに実る並木道を勝手にオレンジロードと名付けてみたり、
照りつける太陽の下、観光客を乗せた馬車の影がキリコの絵のようだと
思ったことなど、次々と懐かしい情景が蘇ります。
ピカソの故郷、イベリア半島最南端の港町マラガはピカピカに磨かれた目抜通り
と、そこからいく筋もの曲がりくねった脇道が続いていて、どこからともなく
ギターの音色が流れる細道の先に突然教会が現れたりする。
草臥れたら適当なお店に入ってタパスで一息。そんな気楽なところが
気取りのない港町といった感じで居心地良いのでした。
そのマラガにあるピカソ美術館が気に入っての再訪、再々訪。
三度目に訪れたのは2019年春でした。
翌年春にはコロナパンデミックで世界中が国境封鎖になってしまったのですから
つくづくあの時に行っておいて良かった!
今、夏の庭先で草花を愛でながら、当時を…明るい陽光の下で輝く南スペイン、
アンダルシアの街を懐かしく思い出しています。
この夏、コペンハーゲンを訪れている人たちにも旅の良い思い出が
できますように。
庭は紫陽花もそろそろ盛りを過ぎて、秋明菊がたくさん咲き始めました。
この花が咲くと北欧は晩夏です。
来週は爽やかなお天気になるらしい。雨で後回しにしていた外回りの
メンテナンスに精出そうと思います。
岡村 恭子
http://copenhagensmile.weebly.com/
観光客で賑わう夏のコペンハーゲン。
フリマで出会った小さな台。早速庭先に置きました。
今日は誕生日会、みんなが来る前の下準備中!
今日の庭から
プラムが豊作です。甘くて美味しい!
秋明菊の花が微風に揺れます。