きょうのクロスステッチ
【きょうのクロスステッチ Vol. 720】 by 岡村恭子
VOL.720 デンマークの暮らし
ナリスマシ詐欺再考 & デンマークの分別ゴミ事情
søndag den. 19 august 2024
PM 9:00、日が暮れました。
真夜中まで明るかった白夜の頃が恋しいけれど、
いやいや夏はまだ終わっていません。
今のうちに明るい太陽の季節を満喫したいと思います。
⚫︎SNS上のナリスマシ詐欺に引っかかりそうになって以来、
詳細はこちら↓
https://www.stitchhouse.jp/hpgen/HPB/entries/2623.html
よくわからないメールは疑ってかかれ、と肝に銘じていますが、
日本のオレオレ詐欺同様、デンマークでも益々手口が巧妙になってきて
被害に遭う人が急増中のようです。
パスポートの情報まで抜き取られてしまった人もいると聞くと
とても人事と思えず、胸がざわついてしまいます。クワバラクワバラ…。
デジタル化が進み、急速に便利な世の中になったのは結構かも知れませんが、
私のようなアナログ人間は半信半疑のまま世の中のシステムに組み込まれて
いるので、常にどこか不確かな気分です。
一瞬の気の緩みや、時には知ったかぶり?で「確定」をポチッ!とした直後に
気づいたとしても既に時遅しです。
ああ、郵便で書類通知書が届いていた時代が懐かしい。
銀行の窓口に顔見知りの係りがいてくれた頃はどんなに安心だったことか。
最近は親しい者同士もSNSのメッセージで連絡し合い、
携帯で直接話す機会も減ってきていると聞いて、
味気ない世の中になったと嘆くのはやっぱり歳のせいかしら?
⚫︎今、裏庭に新品のゴミ容器が4台整列しています。
先週までは、一般ゴミ、生ゴミ、カートン類、再生紙、プラスティック、
缶などのメタル系に加えて庭から出る緑のゴミ、以上7種類の容器、
それぞれ容量240L.のキャスター付きですから嵩張るったらありません。
生ゴミは流石に半分の120L.ですが、それにしたって、1週間の生ゴミ排出量に
対して大き過ぎる。どうにかならないの?と思っていた矢先、
唐突に清掃局の車が巡回してきて新しい容器に交換してゆきました。
これからは生ゴミ&一般ゴミ、再生紙&メタル系が合体、今までの7台から
5台になり少しスッキリしました。
肝心の分別方法ですが、これがとても大雑把なのです。
プラスティック容器のラベルが剥がれない、空き瓶のキャップが取り外せない。
日本だったら大問題ですが、この国では中身が空っぽになっていればOKです。
他にも例えば部分的に異素材の組み合わさったモノに関しては占有量50%以上の
マテリアルで分別します。
極め付けはジュースなどのカートン飲料の空き箱は全て紙では無くプラスティックに
分類するのです。えっ?!大丈夫なの?と思うけれど、
心配無用あとはハイテクな機械にお任せください。ということのようです。
それとは対照的に、帰国した際、家族が慣れた手つきで素早く&細かく丁寧に
ゴミを分別していたのを思い出します。
分別ゴミ一つとってもお国柄と国民性が反映されていて面白いですね。
岡村 恭子
http://copenhagensmile.weebly.com/
新しくなった分別ゴミ容器はこんな感じ。
相変わらずサイズ大きめ。
ミルクカートンはプラスティックに分類しよう!
先週は外回りメンテナンス頑張りました。
2階のベランダ欄干のダメージ箇所の塗装や
裏木戸の補強、庭木の手入れなどに追われる日々。
両サイドに白いテスラを従えた?家人のレトロな愛車。