きょうのクロスステッチ
【きょうのクロスステッチ Vol. 727】 by 岡村恭子
VOL.727 デンマークの暮らし
こぼれ種から育てよう!&改善された郵便事情の巻
tiasdag den. 8 oktober 2024
秋の日は釣瓶落とし、雑事に追われている内に日が暮れてしまう。
明るい昼下がりに集中して秋の庭仕事は続きます。
蔦の大掃除は一応終了しましたが
詳しくはコチラから↓
https://www.stitchhouse.jp/hpgen/HPB/entries/2632.html
他にも零れ種から芽吹いて、思わぬところで成長している植物を
見つけることがあって、これは使える!と思ったものには棒で目印を
付けておきます。逆に繁殖力が強い柊やライラックの新芽は
根が張らないうちに引き抜くのが肝要で、放置しておくと後々厄介です。
花壇では鈴蘭が地下茎で横へ横へと繁殖して、バラやラベンダーの根元を
囲み、放っておくと他の植物の中に侵入してしまう。
そうなると大変です。見た目は涼しげで可憐な鈴蘭の花ですが、
なかなかどうして曲者なのです。
今日は、そんな“ こぼれ種“ から成長し、例の棒を立てておいたLiguster を
4株ほど掘り起こして隣家との境に植えました。
(Liguster=デンマークでポピュラーな垣根の種類)
そこは大きな杉の木とライラックの日陰で何を植えてもうまく成長しない、
困った場所なのですが、垣根用の灌木なら育ってくれるかもしれない。
シャベルで土を掘り起こしていると、やはり庭で立ち働いていたらしい
隣のご主人が通りかかったので「Hej! 」…、挨拶を交わしながら、
庭の境界周辺のことを確認し合う。
もしも問題があったら遠慮なくどうぞ、と笑顔で言い合う。
そんな些細なことが大切だと思っています。
さあ、もうひと頑張りしましょう!
そうそう、先日は朝から嬉しいことがありました。
日本から郵便小包が届いたのです。
とても久しぶりに郵便配達から荷物を受け取りました。
こんな普通のことがこんなに嬉しいなんて!
実はここ数年、遅配は当たり前、小さな小包でも税関でストップ、
課税対象にされるなど、理解不明な状況が続いていたため、
親しい人たちにその旨を知らせていたのです。
それが、今回は送り主の友人から知らせを受けた翌日の配達。
トラブルメーカーPost Nord の汚名返上です。
包みを開ける時のワクワク感を久しぶりに味わいました。
先方に無事到着した旨をメールすると、荷物の追跡状況をチェックしなら
自分もコペンハーゲンに行ったように楽しめたとのこと、
そんなやりとりがほのぼと嬉しい一日となりました。
今週はまとまった雨が降るとの予報ですが、今回ばかりは雨降り大歓迎、
植えたばかりの垣根にたっぷりと雨の栄養分が吸い込まれますように。
岡村 恭子
http://copenhagensmile.weebly.com/
秋晴れの日のお濠端。
カフェに射す日差しも斜めに低くなってきました。
今日の庭から
柊の赤い実と真っ赤な薔薇。
去年植えたコスモスの根が残っていたのでしょう。
一輪だけ咲いてくれました。
柔らかい秋の日差しに揺れるサルビア。
今日のおやつは
こども電話相談室へのチャリティーケーキ。