2013年1月~3月
【きょうのクロスステッチ Vol. 173】 by 岡村恭子
VOL.173 快適な毎日に油断大敵ハプニング?
torsdag den. 24 januar 2013
氷点下の日が続いています。
セントラルヒーテイングの調節を” 強 “ にしています。
普段何気なく使っていますが、地域暖房(温湯管が水道と同様に各家庭に
配管されている。冬は80℃くらいの熱湯。)ですから燃料の切れる心配も
火事の心配も無い。屋内はどこも一定の温度でポカポカしているので
外の寒さが気にならない。玄関に入った途端に暖かい空気に包まれると、
ほんわかと幸せになります。
そんな、安心、快適、便利と3拍子揃ったデンマークの冬の暮らしに
感謝していた矢先、友人から携帯に電話です。
我が家の電話が不通になっているというのです。まさか…と言いつつ、
試しに先方にかけてみたら何の問題も無く通じる。ところが…です。
友人からの電話が受信できないのです。どうやら電話が一方通行になって
しまったようです。いっその事、不通になったら教えてもらうまでも
なく気がついたでしょうに、一方通行だなんて一体どういうことなのか?
首を傾げるばかりですが、しかし、とにかく問い合わせをしなくては!
それも電話の故障を苦手な携帯電話を使って電話局に説明しなくては
ならないのですから、考えただけでもややこしいです。
(VOL.105 「ドラエもんの『ほんやくこんにゃく』」参照)
結局、今回も娘頼みで問い合せてもらったところ、あっけないほど
簡単に問題解決しました。要するに工事の不始末から生じたシステムトラブル
だったようで、他からも問い合わせが有るらしく電話局では承知の様子
だったそうです。それなら前もって知らせてくれても良さそうなものを、と
思うのは私だけなのか?何処からも不満の声は聞こえて来ません。
もしも、気づかずにいたら未だに一方通行ということなのかなあ?
長年デンマークに暮らして未だに不思議に思うのはこんな時です。
なんとなくソフトランディング。良く言えば大人な社会と言えそうですが、
しかし、責任の所在がうやむやなのです。
この調子では何時何時セントラルヒーティングが停止するとも限らない。
そんな事を思ったら急に心配になって来ました。
春がくるまでどうぞ安泰ですありますように。
岡村 恭子
http://copenhagensmile.weebly.com/
ニューハウンの運河にも氷が張っています。
体感気温マイナス15℃でもサイクリスト健在、しかし寒そう!!
お花屋さんの店先だけは春のようです。
赤ちゃんも完全防寒スタイルです。