2013年10月~12月
【きょうのクロスステッチ Vol. 214】 by 岡村恭子
VOL.214 キコリの来た日
torsdag den. 7 november 2013
我が家の庭には大きなモミの木が数本植わっています。
私達がこの家に暮らす前からずっとそこに植わっていた庭木達。
逞しく成長し続けてまだまだ伸びそうな気配です。上の方に伸びた枝は
剪定したくとも危険で素人の手ではとうてい無理!手の届かない辺りを
夫婦で指差して「あそこの枝を切りたいね」などと言いつつ諦め半分で
放置しているうちに更に大きく逞しくなって行きます。
それで、時々プロの人に来てもらことにしています。
今回は予約していた日が偶然大型台風の直後になってしまい、二人のキコリの
お兄さん達(…と私は呼んでいる)は大忙しの商売繁盛、我が家の後にも
数件仕事が入っていると言いながら、張り切って木によじ登り始めたのでした。
今回切ってもらったのは隣家との間にあるノッポのモミとその木を覆うように
そびえ立っていた松の木です。この松の木、松葉の長さが20㎝以上あり、
松ぼっくりも特大サイズです。珍しい種類でクリスマスデレーションでは
大いに活躍してくれるのですが、毎年秋になると長い松葉がバサバサと
落葉して大変始末が悪い上、ここ数年は隣家の庭に大きな枝を広げ始めて
ご迷惑をかけていました。優しいお隣さんは「大丈夫」と言ってくれますが、
日光は遮るし…大丈夫なはずは無いのです。そんな訳で思い切って根元から
伐採することにしたのです。がっしりとした体格、 頭にヘルメット、足元は
スパイクシューズ、チェーンソー片手にした彼等の姿は正に森林作業隊!
丁寧に枝振りを考えて剪定する日本の植木屋さんとは異なりダイナミックです。
ガンガン木に登って行き、バサバサ枝を払いながらチェーンソーで片っ端から
切って行きます。瞬く間に大きな木2本が伐採されました。さて今回はもう一つ、
桜の木とプラムの木の問題個所も切り落としてもらうことにしました。
我が家のシンボルとも言える大きな桜の木が去年あたりからどうも元気が無く
心配で心配で…、国立植物園の専門家に聞いたところ、秋迄待って葉が一つも
出ないようならその個所を切って見るとよいと言われていたのです。
キコリのお兄さんは躊躇なく2本の太い枝を中程まで切り落としました。
切る直前まではハラハラしていましたが、切った跡を見たら何だか胸のつかえが
取れたようにすっきり!桜も悪い個所を取り除いてもらって楽になったに違いない!
そして、また元気を取り戻して新しい芽を出してくれます様に…と願っています。
大きな松ぼっくりはクリスマスデコレーション用にご近所さんにお裾分け、
大量に出た枝は乾燥させて数年後には煖炉の薪として活躍してくれる予定です。
岡村 恭子
http://copenhagensmile.weebly.com/
庭木の伐採風景。
ジャンボ松ぼっくりはクリスマスデコレーション用に近所の人にお裾分け。
オモチャ屋さんのカタログ『本物そっくり工具』の中にもチェーンソーが!!