2011年4月~6月
【きょうのクロスステッチ Vol. 95】 by 岡村恭子
VOL.95 元気に巣立ちますように。
torsdag den. 19 maj 2011
「あっ!来てる、来てる!」
二羽の小鳥が巣箱に入って行くのを見かけて、思わず声を上げました。
今年も松の木の幹に取り付けた巣箱で小鳥のヒナが孵った様子です。
冬は裏庭の薮に吊るした餌をついばみに来る Musvitter=
( しじゅうから系の小鳥)のヒナです。
都会でも緑が多いデンマークでは、野鳥は人々の生活に身近な存在です。
我が家の庭にも沢山やって来て春の訪れと共にさえずり出し、
明るい季節の到来を知らせてくれます。
特にMusvitterは高低差の有る声でリズミカルにさえずり、
おしゃべりしているようで愛嬌があります。
早朝から美しい声でノド自慢は良いのですが、
小鳥達に起こされて時計を見たら朝の4時にもなっていない!ということ
もしばしば。お天気の良い昼下がり ”あちらの木” と“ こちらの木 “ で
羽を休めながらおしゃべり?している小鳥達の声に耳を傾けるのも、
初夏ならではの楽しみです。こうして書きながら、こと程左様に野鳥が
身近な存在なのだ、とあらためて思います。
話が少し逸れましたが、
そのMusvitterの番いが早朝から忙しそうに巣箱を出たり入ったり、
餌を運び込んでいるのです。親鳥が巣箱に入るとヒナたちが
一斉にチーチー鳴き出します。『おなかペコペコ、ごはんちょうだい!
ワタシもー、ボクにも!』と、そんな風に聞こえます。
狭いながらも楽しい我が家という感じです。
2羽が交代で巣箱に出入りしている所を撮りたくてシャッターチャンスを
狙っているのですが、相手は小さくても野鳥です。
アッと言う間に飛び去ってしまう。
30回以上シャッターを押して、ようやく1枚だけ撮れたのが
添付の写真です。分かるでしょうか?丸い穴から顔を出した所です。
可愛らしいでしょう?(…やはり分からないでしょうか?)
昨夜来の雨が芝生を潤し、木々を生き生きと蘇らせてくれました。
サーモンピンク色のつつじが満開になりました。
スズランも真珠のような可憐な花をつけました。
苺にも白い花が咲き始めています。赤い実のなるのが楽しみです。
長い冬を辛抱して来た小鳥も草花も みんな、みんな生命力に溢れ、
短い夏を精一杯生きようとしています。
その姿が今日も私に大切なことをたくさん教えてくれています。
岡村 恭子
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このように花の後にサクランボの実が付いて行きます。
つつじ、スズラン、イチゴの花。
日々咲いては散る草花たち。見飽きることが有りません。
親鳥が巣箱から顔を出した所。ようやく撮れた決定的瞬間?!です。
【きょうのクロスステッチ Vol. 94】 by 岡村恭子
VOL.94 5月 PM8:00の庭
torsdag den. 12 maj 2011
今年のお花見会もお天気に恵まれ
お陰さまで本当に楽しいひと時になりました。
当日の様子は延江店長さんがライブなレポートをして下さい
ましたのでみなさまにも手に取るように?ご想像して頂けた
ことと思います。
パーティー当日、花びらが舞っていた桜もすっかり葉桜になってしまい、
花心の真ん中が緑色に膨らんで来ています。サクランボの赤ちゃんです。
今年はお天気に恵まれたので豊作が期待で来そうです。
この調子だと来月中旬には収穫かな?と今から楽しみです。
これからしばらくは果実農家の主婦になりきり、お天気とにらめっこ。
熟す前からサクランボを突きに来る、たーくさんの鳥達との戦いも
もうすぐ始まります。
緯度が高い北欧では、今頃から夏至にかけて日増しに日照時間が
長くなって行きます。早朝から小鳥達がさえずり、人も動物も植物も、
生きとし生けるもの全てが太陽の恩恵を受けようと専念します。
公園は日光を浴びる人々で賑わい、子供達の声が明るい空に響きます。
本日も明るく長い一日が終わろうとしています。
ようやくお陽さまが隣家の屋根の向こうに傾き始めました。
夜というには早すぎる北欧の5月PM8:00。
「急がなければ!」…私はカメラ片手に”夕方”の庭に出ました。
『きょうのクロスステッチ』を初めてから、毎週一回の更新時には
なるべくその日の庭の様子を撮るように心がけてきました。
人は目的が出来ると張り切れるものですね。
何気なくシャッターを切るのとは違い少しでも皆さまに楽しんで
頂けるように、被写体を選び、シャッターを切っている内に、
気がつけばPCの写真ライブラリー「我が家の庭」の項目は増え続け、
年代別に比較してみる楽しみも出来ました。
真夏になると鬱蒼とした緑に覆われてしまうので、4、5月の庭が
何と言っても華やかです。
日ごとに花が咲いては散り、色合いを変えて、見飽きる事がありません。
本日、暮れかけて来た庭でカメラに収めたのは、
もちろん!黄緑色のサクランボの赤ちゃん、清楚な白いリンゴの花、
そして開きかけてきたライラックです。週末には満開になるでしょう。
そうしたら、
甘い香りに包まれたPM 8:00を楽しもうと思います。
岡村 恭子
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このように花の後にサクランボの実が付いて行きます。
清楚な白いリンゴの花。
ライラックはこぼれ種から増えます。元気そうな苗を適所に植えてあげると育ってくれます。
【きょうのクロスステッチ Vol. 93】 by 岡村恭子
VOL.93 庭のニューフェイス
torsdag den. 5 maj 2011
貴方は犬派?それとも猫派?…こんな話題になる度に、
どちらかというと犬派かな…と曖昧に答えてきました。
実家で犬を飼っていた時期も有るし、いつか柴犬を飼いたいと
思ったことはありましたが、猫を飼いたいと思った事は一度も
有りませんでした。
野良猫が庭を汚して、ほとほと困った時期もありました。
家人は芝生の間に鈴を取り付けたり、竹の棒を差し込んだりして
野良猫追い出し作戦に知恵を絞っていたものです。
そんなこともあって猫はどちらかというと嫌いでした。
それが…です。
ある日の事、庭仕事の最中に何やら背後に気配を感じて振り向いた
ところに一匹の茶色い寅縞の猫がいたのです。芝生にきちんと前足を
揃えて座り、私と目が合った拍子にコクリと首を傾げて挨拶した。
…というのは多分気のせいで、偶然そんなカタチになったのでしょうが、
とにかく、その姿が可愛らしく、思わず笑いながらたずねたものです。
「何処の子?」
その日以来、時折り庭にやって来るようになりました。
猫好きなんて一人もいなかったはずの我が家の連中が、この猫のことは
声を揃えて「可愛い!」と言ったのには正直私も驚きました。
それまでの猫嫌いが一変。カナちゃんと名付け、庭にフラリと
やってくるのを楽しみにするようになって足掛け4年になります。
不思議な事にそれ以来、庭を汚させれる事も無くなりました。
カナ猫は天性の野良なのでしょう。鳴き声をあげないし、
すり寄っても来ない。その辺の距離感が好ましくもあります。
そして、今年の春。
桜の蕾がほころび始めたある日のことでした。
今まで見た事のないグレーの猫が芝生の上で転がったり飛び跳ねているのを
家人が見つけました。すばしこい様子からまだ子猫のようです。
首にちゃんとプレートを下げていますから、どこかで大切に飼われているに
違い有りません。
試しにカナ猫の食べ残しのキャットフードをあげようとしましたが、
見向きもしませんでした。もっと美味しいご飯を食べているのでしょう。
ちょっと肥満気味の身体をゆさゆさと揺らして歩いているカナ猫とは大違い、
スラリとした姿で桜の木にもするすると登ってしまいます。
見た目も性格も違う2匹の猫の登場で、ただ今我が家の庭は生き生きとした
様子です。
岡村 恭子
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庭に来るニューフェイス。
座っても立ってもサマになっています。
桜の木に登るのが大好きです。
カナちゃん。首は太いし毛並みもワイルドだけど可愛いいです。
【きょうのクロスステッチ Vol. 92】 by 岡村恭子
VOL.92 桜満開宣言!
torsdag den. 28 april 2011
4月に入ってからずっと晴天が続き、気温も上昇。日中20℃近くに
なる日も一日では有りません。そんな恵まれすぎたお天気のお陰で、
庭は急速に表情を変え早春から春へ、やがて初夏へと移行しつつ
ますます鮮やかな色に染まってきました。
気がつけば垣根も新緑の衣をまとい、ライラックやカプリフォリも
蕾を沢山つけ始めています。赤いチューリップに代わって、
今は白と濃ピンク色のチューリップが咲いています。
いずれも寒い晩秋に埋め込んだ球根です。
ちゃんと咲いてくれてありがとう!
春先に切りそろえたバラも元気な新芽を出し始めています。
去年は花付きが悪く、葉も元気がなかったので今年は肥料を多めに
あげてみましたが、効果の程は夏の花が咲く頃までのお楽しみです。
庭の草花や木々達が一斉に春から初夏へ衣替えを始めている様子に、
そんなに急がなくても良いのに…と、私は何故かハラハラしてしまいます。
そうして、何と申しましても我が家のシンボル桜の木です。
ポカポカ陽気に誘われて日増しに蕾が膨らみ、次々と開花して…
そして、嗚呼!本日まさに満開となりました。
去年よりも2週間も早い満開です。
誰もいない庭で静かに咲き誇っています。
リンゴとプラムの木も白い清楚な可憐な花をつけ始めていますが、
やはり華やかさでは桜に負けてしまうようです。
大きく枝を広げた桜の木が、そよ風に花頭を揺らしながら、
辺り一面に芳い香りを振りまいています。特に日暮れ前のひと時には
ひときわ香しく感じます。深呼吸をすると身体の内側からきれいになる
ような気がするお手軽森林浴、オゾンサプライです。
家事も一段落した昼下がりに桜の木の下に置いた椅子に腰掛け、
桜の花に包まれながら読書するのも今頃の贅沢のひとつ。
いずれも、桜の花の頃ならではの至福のひととです。
そうしている間もミツバチが忙しそうに飛び交っています。
沢山飛び交ってくれるほどサクランボが沢山実るのですから、
ブンブン羽音は嬉しい音。もっと飛び交えミツバチ達!…なのです。
風に 花びらが散ってしまう儚く潔いところも桜の魅力ですが、
ステッチハウスの皆さんとお約束のお花見会が5月6日。
今はお花見会まで花びらが散ってしまわないように、と祈るばかりです。
岡村 恭子
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満開の桜が圧倒的に美しい。
花壇に咲いた白いチューリップ
【きょうのクロスステッチ Vol. 91】 by 岡村恭子
VOL.91 イースターランチ
torsdag den. 21 april 2011
今日(21日)からイースターホリデーです。
イースターサンデーは春分が過ぎた最初の満月の日の次の日曜日と
決まっています。今年は4月24日ですが、それと前後して連休になります。
まさに北欧版GWです。
連休の始まる前から帰郷する人も多く街がとても静かになります。
日本のお盆休みのような感じだなあ、といつも思っています。
この連休を利用して冬の間閉ざしていたサマーハウスやコロニアルガーデンの
窓を開け放ち、ガレージで眠っていたボートを引っ張りだします。
街のアパート住まいの人も軽装になって、さあ!近くの公園や海岸で
今年の日光浴スタートです。
キリストの復活を祝うイースターは北欧の人たちにとって、まさに
『明るい季節の復活祭』と言えそうです。
イースターのシンボル卵にちなんだチョコレートやマジパンのお菓子が
ウィンドウを飾り、スーパーの卵売り場も卵が山盛りです。
たーくさん!ゆで卵を食べます。
その他にもスモークサーモンやニシンのマリネなどと一緒に
ワンショットグラスのアクアビット。もちろんビールも欠かせません。
肉なら子羊が登場します。ほころび始めた桜の木の下でグリルした
ラムチョップにスパークリングワインというのもお洒落ですね。
デンマークの人は想像以上にグルメのようです。
最近は様々な国の食文化を取り入れたフュージョンレストランも増えて
人気だそうです。テレビでもお料理が増えました。
余りテレビを観ない私ですが料理番組は興味深いので時々拝見。
実はメニューそれ自体よりも完成した料理を並べるテーブルセッティングが
楽しみなのです。デンマークの人は雰囲気を演出するのが上手で感心します。
例えばピクニックを設定したメニューの時などは
実際に野原に出向き、自然を背景に料理します。失敗したってNGにならず、
楽しそうに作り続けます。どこかのお家のピクニックを覗いている気分です。
料理が完成する頃には西日も傾き、そして、キャンドルを灯す頃に
スタッフ全員でごちそうの並んだテーブルを囲む。
観ていた私もホッと安堵したりして…さて、肝心のメニューはさっぱり
印象に残らないことも多いのですが、料理そのもの云々よりも、
料理番組を通してこうしたゆっくりとしたひと時が大切なんだ、と
教えられるような気がしています。
私にとっては料理番組というよりもスローライフ提案番組と言えそうです。
このイースターホリデーには久しぶりに庭でゆっくり過ごそうと思います。
岡村 恭子
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イースターにちなんだオープンサンド
ゆで卵にグリーンランドシュリンプです。
桜の蕾も膨らんで来て、いよいよお花見カウントダウンです。
庭はチューリップの見頃を迎えています。
【きょうのクロスステッチ Vol. 90】 by 岡村恭子
VOL.90 普通の幸せを願う
torsdag den. 14 april 2011
4月9日は家人の誕生日でした。
赤いプレゼントでお祝いしてから早いものでもう2年です。
毎年彼の誕生日の頃にレンギョウが鮮やかな黄色い花を咲かせます。
枯れ枝だったライラックや柳は萌葱色の若葉をまとい始め、
花壇はアネモネ、ムスカリチューリップ、水仙、ヒヤシンスなど、
春の花で隙間の無いほどになります。そして、
昨日までは蕾だった花びらがパッと開くのも丁度その頃からなのです。
花頭をお日様に向けながらお隣り同士で、ヒソヒソ、わいわい、
ツンツン、るんるん…、そんな花たちの囁きが聞こえてきそうです。
擬音語の表現がとても上手な詩人、谷川俊太郎さんだったら、
いったいどんな言葉を並べるだろう?とボンヤリ考えながら
草花の新生の季節に誕生日を迎える、そのことだけでも彼は果報者だと
思ってしまいます。
ところで、我が家では誕生日を迎えたメンバーは、その日『 一日天下!』
という特権が与えられることになっています…と言って大した事は
しないのですが、でも、朝のテーブルにはパン屋さんの焼きたてパンが
並びます。(デンマークはパン屋さんが早起きで毎朝焼きたてパンを
売っています。これは本当に素敵なこと。)
小さなプレゼントも用意します。これが案外むずかしい。
それで、究極のプレゼントとして登場するのが根付きの草花です。
バラや紫陽花、オリーブの苗木や盆栽にするようなツゲの木など、
家族の誕生日記念の植物が植えられています。手入れをしながら、
当時を思い出したりして…それも楽しいものです。
かれこれ10年以上も前に家人の誕生日にプレゼントした白い紫陽花も
大きく成長しました。今年も夏に沢山の花をつけてくれるかしら?
この一ヶ月で人生の価値観も大きく変わりました。
安心して暮らせる事がどんなに幸せか、ということを痛いくらいに
教えられました。何気ない日常をもっと大切にしなくてはいけない!と
思うようにもなりました。
科学の進歩が自然破壊の連鎖を生み出すという、SFの世界のような世界に
なってしまったようですが、子供達に「 ほらっ!」と笑顔で手渡せる
未来予想図を描くには、私達みんなが諦めない事が第一なんだ!と思います。
心配せずに深呼吸できる生活、そんなとても普通の事が『特別な事』に
なってしまってはいけない!と思うのです。
普通の幸せを願う…今年の家人の誕生日は有意義な一日になりました。
岡村 恭子
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お友達が制作したオリジナル手作りカード。
赤いチューリップが咲き始めました。
ライラックも緑の衣をまとい始めています。
これはルピナス。今から花が楽しみです。
【きょうのクロスステッチ Vol. 89】 by 岡村恭子
VOL.89 ムズムズの季節到来!
torsdag den. 7 april 2011
先週末あたりから鼻がむずむずしてきました。花粉症の季節到来です。
ここ2~3日はぐずつき気味のお天気なので落ち着いていますが、
ひとたび晴れると、庭の杉系の木々から黄色っぽい花粉が風に飛び、
クシャミ連発!状態になってしまいます。飲み薬でどうにか阻止して
いるものの、一日中頭がすっきりせず、鼻声で、涙目です。しかし、
主婦と致しましては買い物に出かけないわけにも行かず、
ティッシュ片手に花粉の季節が通り過ぎてくれるのを待つばかりです。
そんな訳で庭仕事も思うようにかどっていません。
それでも、昨日は小雨のぱらつくのを幸い、バラの植え込み周辺の
手入れをしました。ひと冬放置して固くなってしまった土を掘り
起こしてあげようと、近づいてみるとムスカリやアネモネの芽に混ざって
雑草が沢山出始めています。
大きなシャベルをハンディーなスコップに持ち替え、出来るだけ選別しながら
雑草取り開始です。よ~く観察すると、あらら…バラの根元にわすれな草が
群生している!”わすれな草”という名前も、儚げなピンクの花を咲かせる姿も
可愛らしいのですが、バラの根元を埋め尽くしている様子は可愛いいとは
言えません。最初は遠慮がちに、気がついたら結構大胆にスコップで掘り返し、
ほとんど全部除去してしまいました。
可哀想だったかな?…いやいや、心配せずともまた出てくるでしょう。
清々としたところで、バラの茎を土面から15センチくらいに切り揃えます。
最後に根元に肥料を埋め込んで一段落。肥料をあげるのにも丁度良い
お湿りでした。ついでに、ラベンダーとタイムも短く切ってあげて…と。
こうすると、元気よく新しい茎が成長してくれる…はずなのです。
昨日はそこまで。
次回は庭の隅っこの小さな畑の整地です。去年はジャガ芋でしたが、さて、
今年は何を育てようか?と、ただ今考え中です。あれこれ思案している時も
また楽しいものです。
東京の桜が見頃になったと聞きました。お花見シーズン到来ですね。
我が家の桜はまだまだ先ですが、それでも蕾が少しずつ膨らんで来ている
様子です。リンゴ、プラム、いずれも可憐な白い花をつけますが、
艶やかさでは桜の花に勝るものはありません。特に夕暮れ時には西陽を受けて、
ピンクの色を挿したようになり、ポッテリと咲き誇る桜の下にたたずむと何とも
良い香りに包まれます。そうして、やがてゆっくりと陽が沈む頃まで
刻一刻と表情を変える桜の木の下で過ごすひと時が『我が家風お花見』です。
今年はライトアップされたお花見の代わりに、夕暮に浮かび上がり、
やがて宵闇に消え入る桜を愛でるのも一興かと思います。
岡村 恭子
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ただ今プラムの木の下周辺はクロッカスの花盛りです。
今年もお花見が楽しみです。
(我が家の桜 2010年5月撮影)